MIYAVI

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MIYAVIについて

“サムライギタリスト”の異名を持つほどすさまじい演奏を繰り広げるMIYAVI。ギターを打楽器のように弾くスラップ奏法が緊迫感と興奮を呼び、まさに鋭い刃をぎらつかせながら生死を懸けた戦に挑む侍のようだ。といっても、MIYAVIの音と歌、それに人間性は、他者を傷つけるようなものでは決してない。むしろこのアーティストは、人と人との出会いを望み、心の交歓を喜び、そしてそこで生まれる刺激によって常に自分自身を前進させている。それは彼の生き方そのもののように思える。2004年、雅-miyavi-としてシングル『ロックの逆襲-スーパースターの条件/21世紀型行進曲』でメジャーデビュー。MIYAVIの活動の中で特筆すべきものの一つは精力的なライブで、日本国内はもちろん、海外でも多く生演奏を展開してきた。その場は30か国を超えており、中にはストリートライブのような状況もありながら、そのたびにパフォーマンス力を向上させてきた。また、音楽のジャンルを超えた共演も多く、2011年からは『SAMURAI SESSIONS』と名づけたプロジェクトを主導。この企画は同名のコラボレーションアルバムとなってリリースされており、その中からはラッパーのKREVAと共演した「Strong」のような名曲が誕生している。 こうした国外での演奏や数々のセッションが示すように、ジャンルやボーダー(国境)を超えることは、MIYAVIにとっては当たり前になっている。特に2014年はSMAPに楽曲提供をして彼らと共演を果たしたり、自身の楽曲「Real?」でアメリカの名プロデューサーチームのJam & Lewisとタッグを組んだりと、その姿勢がいっそう明確になった年だった。MIYAVIは自分が日本と韓国の両方の血を持つ事実を公言しており、世界中の国家間の難題や差別問題に対する意識も高い。私生活でも音楽でも、世界中のあちこちでタフにもまれながら生きてきた彼にとっては、どれもが自分のリアルであり、立ち向かう必要があるテーマだと捉えているのだろう。世界に向けたメッセージのような「What’s My Name?」の歌詞からもそんな思いが読み取れる。こうしたMIYAVIのスタンスが顕著になったのが、2017年に日本人初となるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使に任命されたことだ。これはアンジェリーナ・ジョリー監督による映画『不屈の男 アンブロークン』に俳優として出演して以降、彼女から難民問題への意識を向けられたことが影響しており、彼自身も難民キャンプを訪問。そこでの子どもたちとの交流を経て、親善大使の大役を引き受けることになったという。この人らしい、熱く、温かい心のあり方が垣間見える。ミュージシャンのみならず、世界レベルの著名人がその才能と存在感に引かれ、賛辞を浴びてきたMIYAVI。それでも彼は誠実かつ精力的に活動を続けるだろう。MIYAVIの音楽が人を動かし、また人との出会いを生み、新たな感動の場ができていく。その連環が止まることはなさそうだ。

出身地
Japan
生年月日
1981年9月14日
ジャンル
ロック

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米国およびカナダ